〈大田区・東京都〉寅の日詣で行く、日蓮宗大本山「池上本門寺」

東京都大田区池上にある日蓮宗の大本山である池上本門寺に参拝させていただきました。

今回は、2022年の寅年ということもあり、寅の日に当たる2022年3月26日に寅の日詣をしました。

戦後に建てられた大堂と、空襲での消失を免れた五重塔が見どころでした。

※この記事の情報はは2022年3月のものです。

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池上本門寺 大堂

★池上本門寺の基本情報

<縁起>

池上本門寺は、日蓮聖人が弘安5年(1282年)10月13日、辰の刻(午前8時頃)、61歳で入滅(臨終)された霊跡です。

池上本門寺ウェブサイト「縁起」(https://honmonji.jp/outline/engi.html)より

<場所>

東京都大田区池上1-1-1

<最寄り駅>

東急池上線「池上」駅北口から本門寺通り沿いに徒歩約10分
都営浅草線「西馬込」駅南口から徒歩12分
JR京浜東北線「大森」駅より池上駅行きバス(20分)「本門寺前」から徒歩5分

<靴情報>

急で長い階段があり、境内な大きめの石が敷きつけられているので、安定して歩ける靴がおすすめです。またお寺までの道路もやや勾配があります。運動靴と履き替えるほどではありませんでした。

★池上本門寺で気になった場所

此経難持坂 シキョウナンジザカ
此経難持坂 シキョウナンジザカ

総門をくぐった先にある坂です。

難しい名称の坂ですが、名前の由来は『妙法蓮華経』より、宝塔品の偈文96字にちなんでいるそうで、偈文の文頭の文字を取って坂名とされたそうです。

石段が96段あり、登りきると良い運動になります。

大堂(祖師堂)
大堂(祖師堂)

此経難持坂を登り切り、仁王門をくぐると見える大堂です。

空襲によって旧大堂が焼けた後、昭和39年に再建されたものだそうです。

五重塔

遠目にも荘厳さが際立つ五重塔があります。

空襲による消失を免れたもので、関東に現存する江戸以前の4基の五重塔のうち、一番古い塔だそうです。

★季節の情報

今回は桜の時季に参拝出来ましたので、見事な桜に出逢うことができました。

境内の桜情報を紹介します。

此経難持の坂途中にある桜
此経難持坂の途中にある桜

長くてきつめな此経難持坂ですが、見事な桜に惹かれて、撮影しながら歩いていたらあっという間に登り切ってしました。

五重塔を背景にした桜

五重塔までの道に桜の木がありこちらも奇麗です。五重塔を背景にすると映える写真になりました。

鐘楼堂まえの桜
鐘楼堂前の桜

鐘楼堂前にも大きな桜の木がありました。こちらも鐘楼堂を背景に日本らしい風景が心和む光景でした。

授与品の情報

今回の参拝では、あまちゃと浄行さまお身ぬぐい手ぬぐいをお分けいただきました。

浄行菩薩様は、お釈迦様から末法の世の中に法華経を弘めることを命じられた菩薩だそうです。

お身ぬぐい手ぬぐいは、身体の痛みのある箇所を2箇所まで手ぬぐいの浄行さまに印を押していただき、浄行菩薩様のお身ぬぐいをします。それを自宅に持ち帰り、手ぬぐいでお題目をお唱えしながら患部をぬぐうと痛みが和らぐそうです。

★周辺情報(池上七福神)

池上本門寺の境内外には、池上七福神と呼ばれる七福神が祀られた寺院が7箇所あります。池上七福神巡り用の色紙もあり、池上本門寺と合わせて参拝される方も多いようです。

●池上七福神の祀られた寺院一覧

曹禅寺(布袋尊):大田区池上7-22-10
微妙庵(毘沙門天):大田区池上3-38-23
本光寺(大黒天):大田区久が原2-19-17
厳定院(弁財天):大田区池上2-10-12
本成院(福禄寿):大田区池上1-35-3
妙見堂(寿老人):大田区池上1-31-11
養源寺(恵比寿):大田区池上1-31-1

今回のテーマは寅の日詣でしたので、毘沙門天様の祀られる微妙庵(みみょうあん)に参拝させていただきました。

寅の日は毘沙門天の縁日で、良く願い事が叶う日といわれ、最強の日は寅の年の寅の月、寅の日になります。

微妙庵
微妙庵

微妙庵の毘沙門天は、海中出現毘沙門天といわれ、品川の海から出現されたといい伝えられています。諸堂は昭和20年4月24日夜半の空襲で焼失されたそうですが、安置されている毘沙門天は加護により難を逃れられたそうです。

★周辺情報(ランチ)

古民家カフェ 蓮月
古民家カフェ 蓮月

今回は、古民家カフェ 蓮月さんでお昼をいただきました。

昭和初期に建てられた古民家をカフェにしたお店で、元はそば屋「蓮月庵」というお店だったそうで、一階はそば屋、二階は旅籠や結婚式などの宴会場にも使われていたことがあるそうです。

季節のあつあつ カスエラランチ
季節のあつあつ カスエラランチ

今回いただいたのは、

「季節のあつあつ カスエラランチ」 1590円

です。

カスエラとはグラタン皿のようなお皿の名前で、スペインの土鍋だそうです。

「バゲット/十五穀ごはん」が選べて、季節のオーブン料理が楽しめます。

この日はソースがおいしいハンバーグでした!

★池上本門寺の感想

今回は桜の時季が重なり、境内の桜がとても奇麗でした。

五重塔や鐘楼堂など桜の美しさがさらに映える場所もあり、日本ならではの景色も見どころでした。

寺務所で御朱印をいただいた際、女性の僧侶(尼さん)がとても素敵な方でしたので、参拝がさらに楽しくなりました。

あまちゃについて伺ったところ、煮だし方やお水の量まで丁寧に教えてくださり、飲むのが楽しみになりました。

★池上本門寺の詳細

名称:日蓮宗大本山 長栄山 池上本門寺
住所:〒146-8576 東京都大田区池上1-1-1
電話:03-3752-2331
参拝可能な時間:24時間
参拝できない日:なし

行き方:
<公共機関の場合>
東急池上線「池上」駅北口から徒歩約10分
都営浅草線「西馬込」駅南口から徒歩12分
JR京浜東北線「大森」駅より池上駅行きバス(20分)「本門寺前」から徒歩5分

<車の場合>
首都高速目黒線戸越出口より横浜方面へ(約15分)
首都高速羽田線羽田出口より環状八号線を北上、国道1号(第二京浜国道)を右折(約20分)
東名高速東京ICより環状八号線右折、国道1号線(第二京浜国道)を左折(約25分)

  • この記事を書いた人
エレーナ

Elena

17世紀のイギリスで魔女をやっていました。その時の名前がエレーナです。 神域、聖地巡りが好きでツアーの企画をしています。

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